PC

2015.07.24

ERGOREST

小生は普段から姿勢は良い方なので、1日中モニタの前でソースやコードを打ち続けたりしても、首・肩・等に痛みや凝りを感じる事はない。

然し、何気なく、特に長時間WEB閲覧をしている際はその限りではなく、いつの間にかだらけた姿勢になってしまう事が多い。そうなると、延々とマウスをカチカチしている右手前腕部(肘下~手首)が疲れてしまい、凝り?を感じる事がある。これが非常に不快で、常々『アームレストの様な物があれば良いのにな』と思っていた。

そこで数年前からずっと気になっていたのが【ERGOREST (エルゴレスト)】だ。普段購入しているマウスやキーボードよりは安いので、然程高価な物ではないのだが、如何せん日本国内で取り扱っている店舗が極端に少なく(実質一社)、その情報もあまりない。そういった訳で二の足を踏んでいたのだが、先日、ついに右手の凝り?に嫌気が差して購入するに至った。

公式WEB頁(フィンランド)を見ると幾つかシリーズはあるのだが、基本的な違いは「マウスパッドトレー」の「有/無」になる。後は、「アーム」の「長短」と「サポートパッド」の「長短」の組み合わせ、及び其々色の選択が可能。
※左右の違いはなく、右手/左手どちら側でも使用が可能。

以下、公式頁から拝借して来た、組み合わせ例。

■マウスパッドトレーなし
左: スタンダード(短)アーム/スタンダード(短)パッド
右: スタンダード(短)アーム/ロング(長)パッド
Ergorest_332020 Ergorest_332026

■マウスパッドトレーあり
左: スタンダード(短)アーム/スタンダード(短)パッド
右: ロング(長)アーム/ロング(長)パッド
Ergorest_352020 Ergorest_352026

マウスパッドはメーカや素材・サイズを自由に選択したいので、今回購入したのはマウスパッドトレーなしのタイプ。そして、「アーム」「サポートパッド」共に「ロングタイプ」とし、色はオールブラックを選択してみた。【Model: 332-026
(尚、購入に当たっては、正規日本ディーラーの【Staff Seas Co., Ltd. ((有)スタッフ シーズ)】さんにお世話になった)

各パーツの選択理由だが、マウスパッドを別途用意する場合はアームレストのアーム取り付け金具が干渉してしまう為、それを避けて設置しても不都合が無いよう『念の為可動範囲は広い方が良いだろう』と考え、「ロングアーム」を選択してみた。サポートパッドに関しては、『支える面積が広い方が楽(安定する)だろう』という安易な考えである。如何せん実際に触れて見る事が出来ないので、そこは完全に勝手な想像で選択せざるを得なかった。(だからこそ今まで購入を躊躇して来た訳であるが…)

実際に注文し届いた物がこちら。上面は3.5inch HDDを2台並べたのよりも、2周り位大きい程度で結構小さく、開梱してみると三角柱のスッキリとした箱が出て来た。
Ergorest_01 Ergorest_00

Ergorest_02 Ergorest_03

底面はそのままに前後に展開すると、商品自体は既に組み立てられた状態でサポートパッド部分を下にし(逆さの状態で)、コンパクトに収められていた。梱包内容はアームレスト本体と、メーカが用意している多言語マニュアル、ディーラーが添付したと思われる日本語マニュアル、それと「S 4mm」の小さな六角レンチのみ。
Ergorest_04 Ergorest_05

Ergorest_06 Ergorest_07

取り付け可能なデスク厚は「15~43mm」となっている。画像中央に見える六角穴付きのキャップボルト(S 4mm)を緩めると、コの字型ブラケットを溝に沿って広げる事が可能。これで大まかなサイズを調整した後、画像下部にある丸型ノブボルト(サムスクリュー)を手で回して微調整と締め付け・固定を行う。
※小生が購入した現行モデル(Lot.)には、デスクへの傷付け防止用ゴムやスポンジ等の緩衝材は付いていなかった。気になる人は別途用意が必要。
Ergorest_01 Ergorest_01_2

Ergorest_02_2 Ergorest_03_2

アームの高さは「0~75mm」の範囲で調節が可能となっている。画像中央下部に斜めに見える摘みネジ(樹脂ローレット付きネジ)を一番緩めた状態が(ほぼ)水平で、ネジを締め込む事によりサポートパッド部分を高くする事が可能。
※古いモデルを見ると、アーム部分にフィンランドの国旗が(カラーで)描かれているのだが、小生が購入した現行モデル(Lot.)では入っていなかった。
Ergorest_02 Ergorest_01_3

Ergorest_02_3 Ergorest_03_3

アーム部分やサポートパッド部分の水平方向への動きは非常にスムーズで軽い。反して垂直方向への加重に関しては全くぐらつき等なく、かなりしっかりとした造りになっている。(最大荷重はスタンダードアームが12kg/ロングアームが10kg)また、サポートパッドの支持側カップはポリアミドのプラスチック製だが、その他部分は全てアルミニウム合金で出来ており、安っぽさは微塵も感じない。(サポートパッド部分は本革製)
※水平方向への動きに関しては、ジョイント部分で固定したり、ネジのような物で絞めて固くしたりといった調整は一切出来ない。

実際の設置についてだが、小生は冒頭でも述べているように普段のキータイピング時には必要としていないので、マウスパッドの邪魔にならないようにキーボードから見て外側に固定してみた。(只、ロングアームを購入しているので、この設置位置からでもキータイピング時にも使用する事は可能)WEB閲覧時以外は、邪魔にならないように外側へ折りたたんでいる。
Ergorest_01_4 Ergorest_02_4

未だ使用期間は短いが腕の疲れ(凝り)もなく、相当快適になった。また、アームの長さに関しては矢張り可動範囲の広い「ロングアーム」にして良かったと思っている。サポートパッドについては「ロングパッド」で何ら不都合はないが、実際に使ってみて『スタンダードパッドでも使用感は然程変わらないかも』と感じている。

中々快適なので、若しかしたらその内また同じ構成で、左手用にももう一本購入してしまうかも知れない。

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2014.10.08

Rainmeter Plugin (AudioLevel)

以前から【Rainmeter】を愛用しているが、その機能(Plugin)として『スペクトラムアナライザのようなものが出来たら、面白いのにな』と常々思っていた。そんな折、Rainmeterの「Community Support」で、「New Plugin: AudioLevel」という投稿を見付けたので、小生も早速Pluginを導入しスキンを作成してみた。

現在のモニタはメインが2枚とサブが4枚となっており、今回手を加えてみるのは赤枠の箇所のサブモニタ(800×600)部分。

メイン: 【DELL U3014】×2枚 (近々更に1枚追加予定)

サブ: 【CENTURY plus one (LCD-8000V)】×1枚/【CENTURY plus one (LCD-8000U)】×2枚/【CENTURY plus one (LCD-10000VH2)】×1枚

Desktop_01

実際に作成してみたスキンが以下。(左が変更前で、右が変更後)

Desktop_02 Desktopstereo

音響環境は【ONKYO TX-NR636】で7.1chにしているので、各ch毎のレベルも視覚的に分かり易くなるようにしてみた。然し(スキン作成中に気付いたのだが)注意したいのは、このPluginでは飽く迄も “Windows Audioの信号をモニタしている” という事。小生は普段映画等を視聴する際、PCからの音声(Dolby TrueHDDTS-HD Master Audio)は【AMD RADEON HD7870】からHDMIケーブルにてビットストリーム出力(パススルー)している為、Windows側(本Plugin)ではモニタ出来ない。その為、ビットストリーム出力中は「Output Device:」欄が空欄となり、以下の画像のようになってしまう。ビットストリーム出力中はWindows側からの音量操作も出来ない為、当然と言えば当然かも知れない…。

(左がビットストリーム出力中で、右がWindows側でのデコード中)

Desktopbitstream_on Desktopbitstream_off_4

結果小生の環境(使い方)では、7.1chのスキンは表示させても意味がない(ビットストリーム出力によりモニタ不可の)為、止む無くカットして以下のような2chのスキンに落ち着いた。

Desktoptopproccess_2

尚、本スキン右端の赤枠部分には5つのタブメニューが隠されており、マウスオーバーの時だけ各種タブを表示し、レフトマウスダウンでメニューが表示されるようになっている。

Desktoptabmenu1 Desktoptabmenu4

Desktoptabmenu2_2 Desktoptabmenu3

最後に全くの余談だが、以前「スピーカーケーブルの交換」等を記事にしていたが、その後我が家のスピーカーケーブルは【Inakustik(旧Monitor PC) Cobra6S(廃番)】から【BELDEN #8470】等を経て、現在は【BELDEN STUDIO 718EX】に落ち着いている。また、それに伴いスピーカーケーブル用プラグも【Dali Banana Plugs - Wooden Box】へと変わっている。

Dali_banana_plugs_01_2 Dali_banana_plugs_02_3

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2014.06.05

Razer Orbweaver [02]

前回の「本体の分解」に引き続き、「Razer」製【Orbweaver】のキースイッチ&LED交換作業について備忘録として記載する。

■キースイッチ交換&LED交換

●用意した物
  ニッパー/プラスドライバー/マイナスドライバー/ヤスリ

ZF electronics社(旧Cherry社)製 メカニカルMXスイッチ単体
  MX黒軸 基板固定ピン付 (キートップ無) MX1A-11NW
  MX茶軸 基板固定ピン付 (キートップ無) MX1A-G1NW

※Cherry軸には「固定ピン無し」と「固定ピン有り」があるが、「Orbweaver」で使用しているのは「固定ピン有り」なので注意。尚、更に「Aタイプ」「BCタイプ」「MCタイプ」というのがあるが、これらはキートップの種類に由る違いで、何れもキースイッチ自体は全く同じ物。今回のようにキートップやLEDが不要(別途用意)で軸だけが欲しい場合、どのタイプの軸を使っても物は全く変わらない。(固定ピンの有無のみ注意)

Cherry_mx1a11nw Cherry_mx1ag1nwmx1a11nw_2

※Cherry軸を単体で販売しているショップは意外と少ないので、念の為此処で紹介しておこうと思う。今回小生は「株式会社ジェイダブルシステム」にて購入している。Cherry軸単体の入手方法をご存知ない方の参考になればと思う。

▽ノーブランド 砲弾型LED Φ3mm
  青色
   順電流(IF) : 50mA(max) / 順電圧(VF) : 2.9~3.6V
   光度(IV) : 12,000mcd / 半減角(Angle) : 30°
   波長(λd) : 465~475nm
  白色
   順電流(IF) : 50mA(max) / 順電圧(VF) : 2.9~3.6V
   光度(IV) : 22,000mcd / 半減角(Angle) : 30°
   波長(λd) : -
  赤色
   順電流(IF) : 50mA(max) / 順電圧(VF) : 2.0~2.4V
   光度(IV) : 20,000mcd / 半減角(Angle) : 30°
   波長(λd) : 620~630nm
  LED光拡散キャップ(赤色)

※LEDは超高輝度の場合リード線(脚)に放熱板が付いている事があるが、Cherry軸への取り付けに関しては放熱板があっても問題はない。
Led Led_02

赤色LEDは順方向電圧が低いが、「Orbweaver」を使用する際は【Razer Synapse】で輝度を落とすので、『何とかなるだろう』という素人考えで採用に踏み切った。若し早々に切れてしまうような事があれば、白色LEDに「LED光拡散キャップ(赤色)」を被せて代用する予定。(その際はこの記事に追記する)

尚、Cherry軸のLEDは一般的なΦ3mmよりも若干小さいようで、そのままだと取り付け後にキーパッド前面のカバーが閉まらなくなってしまう。その為、取り付け前にヤスリ掛けが必要であった(削ったのはレンズ下部の段差と頭部分)。
Led_03_2

白光株式会社 (HAKKO)
  ダイヤル式温度制御はんだこて FX600-02
  こて先 2C型 T18-C2
  こて台 No.633-01
  はんだ吸収線 FR120-05

※「Orbweaver」基板のスルーホールのランド径は、キースイッチ側が凡そΦ1.8mmでLED側が凡そΦX.Xmmであった。そこで、こて先は一般的な付属品の「B型」ではなく、別途「C型 2mm(2C)」を購入してみた。(当初「D型」にする予定だったが、丁度良い寸法が無かった為「C型」としている)

太洋電気産業株式会社 (goot (グット))
  両面プリント基板用はんだ (共晶) SD-61
  プリント基板用フラックス (無洗浄RMAタイプ) BS-75B
  レンズ付き作業台 ST-92

※今回の作業はスルーホール実装の為、はんだはサラッと溶け(流れ)易い「共晶はんだ」を購入してみた。(鉛フリーはんだは粘度が高く融点も高いようなので、今回は敬遠した)

サンハヤト株式会社 (Sunhayato)
  はんだシュッ太郎 (45W) HSK-200
  交換用先端チップ Φ1.0mm T-23

※「はんだシュッ太郎(45W)」に標準で付属している先端チップはΦ1.5mmのみ。然し、キースイッチ接続はんだの除去には丁度良かったが、LED接続はんだの除去には大き過ぎたので、別途径の小さな交換用先端チップも必要だった。

前回記事でも予め断りを入れているが、電子回路基板の取り扱い(はんだ付け含む)に関する“知識”及び“経験”は一切ない。上記道具の選択に関しては誤りもあるかも知れないので、小生と同様「はんだ素人」の方は参考程度とし、鵜呑みにはしないで頂きたい。また、下記はんだ付けの仕上がりに関しても、決して『これが正解』とは思わないよう、ご注意願いたい。

●手順

①はんだ吸い取り器を使い基板裏面側からはんだを除去し、LEDとキースイッチを取り外す。(先にLEDを外さないと、キースイッチ(だけ)を外す事は出来ない)
※上手くはんだが吸い上がらなかった(スルーホール内部にはんだが残ってしまった)場合、極少量の新しいはんだを加えてから再度試すと、綺麗に吸い上がる。
Razer_orbweaver_16

②新たなキースイッチをはんだ付けする。(LEDの手はんだ推奨条件としては、概ね『こて先温度 300℃前後以下(物により250~350℃位の幅あり)、3秒以内』である事が多いようなので、こて先温度は320℃に設定してみた)
※スルーホール実装での “はんだの上がり” を良くする為には、フラックスをスルーホール内に塗布し、スルーホール内壁と部品のリードを十分に温める事を意識すると良いようだ。(然しはんだ付け動作は速やかに行わないと、フラックスがスルーホール内壁に焦げ付いてしまい、はんだが流れ込むのを阻止してしまうので注意)
Razer_orbweaver_18 Throughhole_mount_3

③新たなLEDをはんだ付けし、余分なリード線をニッパーで切る。(LEDには極性があるので、基板表面に「+」とプリントされている方に長い方のリード線(アノード)を接続する)
※リードカットは基板裏面から3mm以内とし、厳密にははんだ付けの前に行う事が望ましいようだ。
Razer_orbweaver_17 Razer_orbweaver_19

④「Orbweaver」を一旦PCに繋ぎ、動作(キーの反応&LEDの点灯)を確認する。
Razer_orbweaver_20

⑤問題が無ければ、再度「Orbweaver」をPCから外し各パーツを組み立て直す。(キースイッチが傾いていたりLEDが浮いていると、キーパッド前面のカバーが閉まらなくなるので注意。クリアランスは結構シビアなので、小生は何箇所かはんだ付けをし直す事となった)
Razer_orbweaver_21

以上で「Orbweaver」のキースイッチ及びLEDの交換作業は完了。
Razer_orbweaver_22 Razer_orbweaver_23

一番奥の「02~05」キーは咄嗟に使うようなマクロは登録しないので元の【青軸】【白色LED】とし、左上の「01」キーは全マップ共通で「アプリケーションの終了」を登録しているので、わざと押下し辛いように【黒軸】【赤色LED】とした(可能であれば【緑軸】にしたかったのだが、今回は単体での入手が出来なかったので已む無く【黒軸】とした)。他のキーは今回の作業の最大の目的である【茶軸】【青色LED】としている。
Razer_orbweaver_25 Razer_orbweaver_26

今回ははんだ付け関連の道具を丸々揃える必要があった為、結構な出費になってしまったが、今後も使えそうな物を選んだ積もりだし色々と良い勉強になった。作業自体は特にトラブルもなく、すんなりと正常に使える状態に仕上がったので、本当に安堵しているし満足もしている。
Razer_orbweaver_24_2

※最後に、今回のはんだ付けの勉強の為、参考にさせて貰ったサイトを紹介。

日本はんだ付け協会
ハンダ付け(半田付け)職人のはんだ付けblog

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2014.06.04

Razer Orbweaver [01]

左手用入力デバイスとして、長年「BELKIN」製(「Razer」共同開発)の【Nostromo SpeedPad n52te】を愛用している。使い勝手や機能等は気に入っているのだが、掌を置くパームレスト部分が経年劣化によりべた付いて来て久しい。表面がラバーコーティングされており、取り外して洗浄してもべた付きは取れない。
一部キートップも擦れて来たので新品への買い替えも検討していたが、その頃には既に前述の「BELKIN」製は販売終了していた。替わりに「Razer」製として【Nostromo】が販売されてはいたが、オンボードメモリが非搭載となりマクロ遅延等の問題で購入には踏み切れずにいた。『いっその事「Nostromo」を購入し、パームレストのみ「Nostromo SpeedPad n52te」に付け替えようか』とも考えていたが、そうこうしているうちに終には「Nostromo」も販売終了となってしまった。
Belkin_nostromo_speedpad_n52te Razer_nostromo

現行製品だと「Razer」の【Orbweaver / Orbweaver Stealth】や【Tartarus】、「Logicool」の【G13 Advanced Gameboard】等があるが、何れも微妙に “帯に短し襷に長し” で今一パッとしない。それでも手持ちの「Nostromo SpeedPad n52te」の劣化は確実に進んでゆく…。
Razer_orbweaver Razer_tartarus

G13_advanced_gameboard

そこで止むを得ずに、取り敢えず現行製品では一番まともそうな「Orbweaver」を購入する事とした。然し、如何しても受け入れ難いのが、『LEDの色(緑)』と『キースイッチ(青軸)』である。現在のPC周りは全て青色LEDなので、出来る事なら全て同じ色で揃えたい。また、普段キーボードは「東プレ」の静電容量無接点方式を使用している所為か、「Cherry」の青軸(click tactile)の打鍵音がやけに落ち着かない。そこで、早速キースイッチとLEDの交換に挑戦してみた。(「Orbweaver Stealth」であれば最初から茶軸(tactile)だが、諸般の事情で今回の購入は「Orbweaver」とした)

※尚、電子回路基板の取り扱い(はんだ付け含む)に関する“知識”及び“経験”は一切ない。生来手先は器用な方なので、『何とかなるだろう』という好い加減な気持ちで望んでいる。その為、多々お見苦しい点があるかと思われるが、何卒ご容赦頂きたい。

■本体の分解

●用意した物
  キートップ引き抜き工具/カッターナイフ/プラスドライバー/マイナスドライバー

※下記手順で紹介している “外すべき螺子の箇所” だが、Lot.によって位置や数が異なるかも知れない。(海外サイトでは小生と違った配置の写真も見受けられた故)

●手順

①「Orbweaver」をPCから外し、引き抜き工具を使い全てのキートップ(20個)を外す。

Razer_orbweaver_02_4 Razer_orbweaver_04

②キーパッド背面の滑り止めラバーシート&キャップ(5箇所)を剥がし、螺子(6箇所)を外す。

Razer_orbweaver_04_2 Razer_orbweaver_05

③サムモジュールのアーム接続部のカバーを外す(螺子留めではない)。(アームの根元部分に爪を入れ、矢印方向へ持ち上げるようにすると、外れ易いかも知れない)
Razer_orbweaver_06 Razer_orbweaver_07

④アーム接続部の螺子(6箇所)を外し、パームレスト背面部の螺子(1箇所)も外す。
Razer_orbweaver_08 Razer_orbweaver_09

⑤キーパッド前面のカバーを外す。(両側を掴み僅かに持ち上げながら、矢印方向へスライドさせるように引き抜くようにすると、外れ易いかも知れない)
Razer_orbweaver_10 Razer_orbweaver_11

⑥基板とサムモジュールを繋ぐケーブルを外し、基板の螺子(2箇所)を外す。(要ケーブルの向き(配列)確認)
Razer_orbweaver_12_2 Razer_orbweaver_13

⑦基板は更に本体4箇所のツメで固定されているので、基板下にマイナスドライバー等を入れて軽く持ち上げる。
Razer_orbweaver_14 Razer_orbweaver_14

以上で本体から基板が外れる。(白いフラットケーブルも繋がっており引っ張ると引き抜けるが、戻し方が良く分からなかったので小生は外せなかった)

>>> 次回、「キースイッチ交換&LED交換」へ続く

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2012.12.18

SilverStone SST-PP06

以前より、PC内電源ケーブルのスリーブ化をして見たいと考えていたのだが、電源ケーブルに関しては大した知識もなく、道具や部材も揃えなくてはならないので、若干敷居が高く感じていた。

良く見かけるスリーブ化済の既製品(「PHOBYA」や「NZXT.」「BitFenix」等)は殆んどが延長ケーブルばかりで、「Lancool」の【PC-K9 Series】のように裏配線スペースが余り広くないケースでは、ケーブルマネジメントに無理が生じてしまう…。

因みに、現在小生が使用している電源は「SilverStone」の【STRIDER PLUS SST-ST1000-P】という物。

■SilverStone : STRIDER PLUS SST-ST1000-P
 連続出力 : 1,000W
 電源効率 : 85%以上 (80PLUS Silver 認証)
 対応規格 : ATX12V Ver 2.3 / EPS12V Ver 2.93
 PFC : Active PFC
 寸法 : W 150×H 86×L 160mm
 ファン : 静音 135mm ファン
 ノイズ : 19dBA~36dBA

Sstst1000p_01 Sstst1000p_02

他メーカだが、「CORSAIR」だと4色もの純正スリーブケーブルが販売されているので、一時期はケーブルだけの為に「CORSAIR」製電源【CMPSU-1200AXJP】への交換も本気で考えていた。そんな折り、終に先日「SilverStone」からも純正のスリーブケーブル【SST-PP06】が発売された。

種類は全8種類(色は黒のみ)で、何れも小生が使用している【SST-ST1000-P】にも対応している。

PP06B-MB55
→1 x Motherboard 24pin (20+4) connector

PP06B-EPS55
→1 x EPS/ATX12V 8pin (4+4) connector

PP06B-EPS75
→1 x EPS/ATX12V 8pin (4+4) connector

PP06B-2PCIE70
→1 x PCI-E 8pin (6+2) + 1 x PCI-E 8pin (6+2) connectors

PP06B-PCIE55
→1 x PCI-E 8pin (6+2) connector

PP06B-3PER10F
→3 x Peripheral-4pin + 1 x floppy-4pin connectors

PP06B-4SATA10
→4 x SATA connectors

PP06B-3SATA80M
→3 x SATA + 1 x Slimline SATA connectors

SATAケーブルに関しては、ケースの左側パネルを開いても(死角で)見えはしないので、今回は交換せず、“M/B 24pin” “EPS/ATX 8pin” “PCI-E 8pin+8pin” の三本のみを試しに購入・交換してみた。

PP06B-MB55 (M/B 24pin)
Sstpp06bmb55_01 Sstpp06bmb55_02

PP06B-EPS75 (EPS/ATX 8pin)
Sstpp06beps75_01 Sstpp06beps75_02

PP06B-2PCIE70 (PCI-E 8pin+8pin)
Sstpp06b2pcie70_01 Sstpp06b2pcie70_02

(なお、今回交換しなかったSATAケーブルは、「SilverStone」純正のショートケーブル【SST-PP05】を使用している。ケーブルが短くて無駄が無いので、狭いスペースでもケーブルマネジメントがし易く、非常に重宝している)

Sstpp05_01     Sstpp05_02

実際に使用して見た感想としては、何れもコネクタの差し込みがきつ(渋)かったり、ケーブルが硬かったりは無かった。どのケーブルも纏まりよく、ばらけたりせず、非常に使い易く(取り回し易く)感じた。

コネクタとケーブルの接続部分の仕上げも丁寧でばらつき無く、スリーブ自体の質感の違いも無かったと思う。

■ケーブル交換前
Interior_01_2

■ケーブル交換後
Sstpp06bmb55_03 Sstpp06beps75

Sstpp06b2pcie70 Sstpp06bmb55_04

Interior_01

たったこれだけの事(微細な変化)だが、ケース内の印象が引き締まって見える。今回も結果に関しては非常に満足しているが、欲を言えば他のカラーヴァリエーション(青とか)も販売して頂けると、選択肢も広がり更に嬉しいところだ。

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2012.10.15

Lancool PC-K9 Series [03]

久々にPCを自作し、「前回」「前々回」と記事にしてみた訳だが、最近更に若干の追加・変更があったので、此処に記しておこうと思う。

■追加 : ファン
○フロント 80mm×1基
 ENERMAXT.B APOLLISH UCTA8N-BL
 1,600RPM / 26.19CFM / 20dBA / LED9個

Ucta8nbl_01 Ucta8nbl_02

■変更 : ベゼル(ドライブ ベイ パネル)
○フロント 2枚 (1箱4枚入り)
 Lian LiBZ-501B ※メーカ販売終了品

Bz501b_01 Bz501b_02

5.25インチベイが2つ余っていた為、「ainex」の【HDM-21】を使いHDDを2台搭載しているのだが、当然風が全く当たらないので熱が篭り、温度が常に40℃前後もあった。そこで、今回の追加・変更を思い立った。(HDDのマウンタに関しては、最初「ainex」の【AK-HDA-01(防振タイプ)】を購入したのだが、PCケース側に干渉してしまいドライブ ベイ パネルが嵌らなかったので、新たに【HDM-21】を買い直している)

HDM-21                AK-HDA-01
Hdm21 Akhda01

実際に設置した様子は以下の通り。

Ucta8nbl_03 Bz501b_03
Bz501b_04

たったこれだけの事だが、HDDの温度は大分下がり、現在は32~33℃で落ち着いている。
フロントパネルから漏れる光量が増え、若干派手さが増してしまったが、然程外観を損ねる事なく結果が出せたので、結構満足している。

Interior_01

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2012.05.18

Lancool PC-K9 Series [02]

先日久々にPCを新調(自作)したのだが、ずっとケースファンの音が気になっている。
M/Bが「ASUS」製なので、BIOSで「CPU Q-Fan Control」と「Chassis Q-Fan Control」を調整し暫く様子をみていたのだが、若干静かにはなったものの如何しても気になってしまう。

海外のWEB頁を見ていると、この「Lancool」の【PC-K9 Series】にもフロント側シャーシの裏(内側)から、「LIAN LI」のオプションでファンコントローラーを追加する事が可能との事。【PT-FN01 3-Speed Fan Controller】 ※メーカ販売終了品
(なお、今回はPCケースの外観を損ねたくないので、5.25インチベイにはファンコントローラー等余計な物は搭載しない事にしている)

接続可能なファンは3基迄で、(H)High-100% / (M)Middle-80% / (L)Low-60%の3段階に切り替える事が可能。

Fan_speed_controller_01_2 Fan_speed_controller_01_2

早速購入し取り付けてみたところ、確かにネジ穴やスイッチ部分の切り欠き等ピッタリと綺麗に嵌った。然も良く見るとシャーシのスイッチ部分下には「1 H」「2 M」「3 L」と、ファンスピード確認用の刻印も入っている。

どうせ夏・冬の年二回程度しかファンスピードは弄らないので、フロントパネル内にさり気無く収まっている位で丁度良いかも知れない。

少し残念だったのはファンケーブルを接続すると、3つある接続端子の内上段の1つが、PCケーストップ部分の電源及びリセットスイッチに僅かだが干渉してしまった事(下段2つは干渉しない)。ファンケーブルのコネクタ部分がスリーブ化されている場合等は、恐らく接続出来ないのではないかと思われる。

Fan_speed_controller_03 Fan_speed_controller_04

PCケース背面のPCIブラケット用オプションとして、同じく「LIAN LI」の【PT-FN02 Three Fan Speed Controller】や【PT-FN03 Fan Speed Controller】もあるので、そちらの方がPCケースの形状を気にせずに設置が可能かも知れない。

【PT-FN02】は【PT-FN01】と同じく3段階の切り替えで、【PT-FN03】は100%~20%での無段階調節が可能となっている。

Pci_fan_speed_controller_01 Pci_fan_speed_controller_02

取り敢えず先に取り付けた【PT-FN01】で「(L)Low-60%」迄絞ると、デフォルトのファンでも可也静かになった。然し後一歩足りない(未だ音が気になる)。
そこで、今回のPCケースはサイドパネルにアクリルウィンドウ付きだし、折角なので静音化を図りつつファンを全てLEDファンに換装してみる事にした。

■標準搭載ファン
○フロント 140mm×2基
 LIAN LI : LI121425QE-4-A DC 12V, 0.14A
 1000RPM / 51CFM / 25dBA
○リア 120mm×1基
 LIAN LI : LI121225SL-4 DC 12V, 0.27A
 1200RPM / 37CFM / 18dBA

■換装後のファン
○フロント 140mm×2基
 ENERMAXT.B APOLLISH UCTA14N-BL
 750RPM / 45.40CFM / 15dBA / LED15個
○リア 120mm×1基
 ENERMAX : T.B APOLLISH UCTA12N-BL
 900RPM / 37.54CFM / 17dBA / LED12個

Tb_apollish_01 Tb_apollish_02

また作業のし易さと見た目も考え、ファンコントローラーへの接続には「Phobya」の分岐ケーブルを使用した。【Y-Cable 3Pin Molex to 4x 3Pin Molex 60cm - black

Phobya_ycable

ケーブルが4分岐だが、CPUクーラー(「ZALMAN」の【CNPS10X Flex】)用に使用していた「SCYTHE」の【GELID WING12PL-BL】も同じく【T.B APOLLISH】に換装したので、計4台で数は丁度。

Cnps10x_flex Gelid_wing12plbl

換装後の所感だが、PCケース標準搭載ファンを 60% に絞って使用するよりも、【T.B APOLLISH】を絞らずに(100%で)使用した方が断然静かだった。この結果には非常に満足している。

風量は若干減っているが絞らずとも充分に静かな為、夏場はこのまま使用するつもりなので特に問題は無いと思う。

LEDファンを使用するのは初めてだが、想像以上に綺麗に明るく光っているのでこれにも満足している。なお、ファンの回転数を絞るとそれに合わせてLEDの明るさも暗くなってしまうので注意が必要。

※ファンの静音性と冷却性はトレードオフではあるが、今回のファン換装によりPCケース内パーツの温度は、全体的に約2度上がった。ファンの回転数を全く絞らずにこの数値なので、冷却性重視の場合このファンはお薦め出来ない。

Led_fan_01_2 Led_fan_02_2

それとPCケース外観について気になっていたのが、光学ドライブとして使用している「Pioneer」の【BDR-S05J-BK】の光沢あるベゼル。アルミパネルに対してこの部分だけが浮いてしまっている。

Bdrs05jbk_2

これに関しても「LIAN LI」のPCケースオプション【C-02B 5.25 Bezel】を取り付けてみたところ、ピタリと嵌り満足度は更にUP。

余談だが【BDR-S05J-BK】のベゼルが少し大きいのと、【C-02B】の内部構造(形状)やバネの強さとの相性もあって、そのままだと上手くトレイが開かない。2割位開いて止まってしまうのだ。軽く指で触れるとそのまま何事も無かったかのように開くし、閉じる際には何等問題い。
この点に関しては、メーカー(ST TRADE)が無償で用意している「取替え用トレーパネル」へベゼルを換装する事で解消される。

525_bezel

Bezel

※「LIAN LI」のオプションは公式サイトに『Only compatible with Lian-Li case』と記載されていたり、対応表に「Lancool」ブランドの型番が無いにも関わらず、実際には【PC-K9 Series】にも取り付け可能な物が多い。

後「LIAN LI」のオプション品で取り付ける(換装する)物があるとすれば、【PCI-01B PCI Tool-Less Card Holder】位だろうか。『フルブラック』を謳うこのPCケースにおいて、唯一この「PCI Tool-Less Card Holder」のみシルバーなのだ。然し、…恐らくこれは購入しないだろう。

Pci_toolless_card_holder_01 Pci_toolless_card_holder_02

Interior_06_2

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2012.05.04

Rainmeter

「Rainmeter」は以前の記事でも触れた事があったが(過去記事 01 / 02 参照)、当初の「デスクトップカスタマイズ」という目的から、何時の間にか単に「PC稼働状況のモニタリング」へと用途が変わってしまっていた。

小さなサブモニタ(【CENTURY】plus one(LCD-8000V))に常に情報を表示させ、使用状況や温度等を監視・参考にしているという訳だ。

以下が比較的最近に使用していた自作スキンの一つ。(自作とはいっても、本を正せば他の方々が作成されたスキンを参考にさせて頂いているので、ただ『見よう見まねで作ってみました』というだけ)

■メイン画面
System_01

日付とカレンダーの間にあるメニューをクリックすると、中央部分のみ内容が切り替わり表示されるようになっている。

○system               ○weather
System_02 System_03

【weather】は「http://www.weather.com」の情報を拾って来て表示させているが、久々に開いたら翌日の予報が表示されていなかった。

○music                ○notes
System_04 System_05_2

【music】は画面下のプレイヤーと連動し、現在再生中のCDジャケットやアルバム名・曲名が表示されるようになっていた。然し残念な事にプラグイン【WinampPlugin.dll】が今のPC(64bit)に対応していない為、これも現在は正常動作していない。

【notes】に関しては右下の[edit]ボタンを押下すると「メモ帳」が起動し、内容を記載・修正し保存するとそのままの内容がスキンに反映されるようになっている。

先日PCを新調(過去記事参照)した事もあり、幾つかの項目が使えなくなってしまっている。また、旧PCでは「Intel Core 2 Quad Q9650」で論理4コアだったのに対し、新PCでは「Intel Core i7 2600K」で論理8コアな為、このスキンでは全てを表示・モニタリングする事が出来ない。

等々新たな環境に合わせ、レイアウトや内容を再考してみる事とした。次が必要なものと現時点での最新ヴァージョン。

Rainmeter Ver 2.3 Beta(r1320)

SpeedFan Ver 4.46

Open Hardware Monitor Ver 0.4.0 Beta

で、早速今のPC(64bit)用として作成し直した、サブモニタ(2台)用のスキンが以下。

○左下のサブモニタ         ○右下のサブモニタ
Left_system_01 Right_system_01

各種ドライブ情報を表示してあるグラス部分はクリックすると該当のドライブフォルダが開き、物理メモリ(RAM)情報を表示してあるグラス部分をクリックすると「Windows Server 2003 Resource Kit Tools Ver 1.0」の【empty.exe】が実行されるようになっている。

Right_system_02 Right_system_03

以前と同様のギミックでカレンダー右下の[menu]部分がトグルスイッチになっており、1回目のクリックで簡単なネットワーク情報等を表示、2回目のクリックで現在再生中の(簡単な)曲情報とCDジャケットを表示するようになっている。

Recycle_bin_winamp_2

ゴミ箱アイコンはゴミ箱内にアイテムが“ある”か“ない”かで表示が変わり、左クリックで該当フォルダを開き、右クリックでゴミ箱を空にするようにもなっている。プレイヤー部分は各種アイコンをクリックする事で、最低限の操作は全て賄えるようになっている。

メインディスプレイも含めた全体像はこんな感じ。(デスクトップ上に余計なものは置かない主義なので、当然アイコン等は一切ない)

Global_image_01_2

良く見るとメインディスプレイの右下にも小さなメニューが幾つかあるが、今回は未だこの部分の再考・修正はしていない。
因みに各メニューをクリックした際の、現状の動作は以下のようになっている。

○Scrn(Screen)           ○WinA(Winamp)
Global_image_02_2 Global_image_03

【Scrn】はサブモニタに黒いスクリーンを被せ非表示にしてしまうもので、メインディスプレイで映画鑑賞等をする際に邪魔にらならいよう目隠しとして使用している。【WinA】は純粋に音楽鑑賞をする際に使用しているもので、曲の再生時間に合わせ画面下から緑色の進捗バーがカーブを描いて上がって行くようになっている。

○Time(Time&Date)        ○Pict(Pictures)
Global_image_04_2 Global_image_05

【Time】は単に日時を表示させるもので、秒数に合わせ画面左から緑色の進捗バーが右に真っ直ぐ伸びて行くようになっている。【Pict】は単なる壁紙チェンジャーになっており、特定の時間毎に指定フォルダ内にある画像からランダムで壁紙を変更するようになっている。

※何れもトグルスイッチになっており、クリックした回数で若干表示・動作が異なるが、主な機能としては上記の通り。

当然の事だがPCで何か作業をしている間はメインディスプレイのスキンは隠れてしまう為、普段目にする機会が少ないので余計なギミックは搭載しないようにしている。詰まり優先順位が低い為、以前のままで今回は何も手を加えていない。
今はプレイヤー情報表示部分のみ余り役に立っていない為、今後どのようにしていくかのんびり検討してみたいと思っている。

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2012.04.30

Lancool PC-K9 Series [01]

長年Microsoft Windows XP Professional(32bit)を使用して来たが、終に「HDD容量」や「メモリ容量」の制限に耐え切れなくなり、OSの64bit化(新PC自作)に踏み切った。

新しいOSはMicrosoft Windows 7 Professional(64bit)とし、今後物理メモリを16GB以上積みたくなった場合でも対応出来るようにした。(Microsoft Windows 7 Home Premium(64bit)だと、搭載可能な物理メモリは最大16GB迄)

旧PCから使えるパーツは使い回しつつ、自分のやりたい事に合わせてパーツ類を選定。予算もあるので各パーツのスペックは直ぐに決まったが、最後迄悩んだのがPCケース。デザインも含め、これが中々自分の要望に叶う物が無い。

そこで今回のPCケース選定に際し、自分に課した条件は以下6つ。

①ミドルタワーケースである事。
狭い部屋にフルタワーケースだと大き過ぎ圧迫感があるので、ミドルタワーサイズに収めたかった為。

②3.5インチシャドウベイが最低6つあり、2.5インチと排他ではない事。
普段から常用していたHDDは全てそのまま移行・搭載(内蔵)し、新たに外付けにするような事はしたく無かった為。また、今回初めてSSDを導入する予定でいたので、その分のスペースは別途確保したかった為。

③VGA搭載可能スペースが(ディスクケージを外さずに)最低280mmはある事。
今迄使用していたケースの内寸が270mmしかなく、長尺VGAの搭載が厳しかった。(過去記事参照)今回はせめてミドルハイクラス以上のVGAでも、難なく搭載する事が出来るようにしたかった為。

④アルミ(外装パネル)ケースである事。
特にアルミ信者という訳ではないのだが、過去アルミケースを使用した事がなかったので、是非『一度試してみたい』と思った為。

⑤M/Bの裏配線スペースが設けられている事。
PCケース内の配線を整理し見た目をスッキリさせ、エアフローを確保したかった為。

⑥前面パネルが簡単に外せ、フロントファンのフィルタ掃除が容易な事。
PCケースは床置きにしており結構埃を吸い込むので、見た目・エアフローの確保という観点からも、小まめなメンテナンスが出来るようにしたかった為。

この時点で選択肢は相当限られて来たが、日々ネットで検索・吟味し秋葉原界隈のPCショップを歩き回り実物に触れ、最終的に決めたのが掲題の【Lancool PC-K9 Series】。
最初は「abee」か「LIAN LI」で考えていたのだが、『フルアルミは軽くて扱い易いが、剛性の事も考えるとシャーシはスチールでも良いのではないか』と思い、「LIAN LI」のサブブランドである「Lancool」にした。
(「LIAN LI」は台湾に本社を置くメーカで、PCケースはパネルだけではなくシャーシも含め全てアルミ製。「Lancool」はそんな「LIAN LI」が立ち上げた別ブランドで、シャーシをスチール製にし価格を抑えたモデルを展開している)

簡単に【PC-K9 Series】の種類を纏めると以下の5つ。
(因みに、「Lancool」では旧モデルとして【PC-K7】という【K Series】があるが、この【PC-K9】は【K Series】ではなく【First Knight Series】に属する)

■PC-K9A
外装のみシルバーのモデル。   ※下記写真は「PC-K9B」のもの
Pck9a_2 Pck9apck9b

■PC-K9B
外装のみブラックのモデル。
Pck9bpck9x Pck9apck9b_2

■PC-K9X
外装と内装全てがブラックのモデル。
Pck9bpck9x_2 Pck9xpck9xw

■PC-K9X SP [Sofmap限定仕様]
【PC-K9X】にアクリルウィンドウサイドパネルを同梱した、「Sofmap」限定のモデル。
Pck9bpck9x_3 Pck9xpck9xw_2
Pck9x_sofmap
※「Lancool」や「LIAN LI」の公式頁では確認出来なかったが、この付属パネルの型番は【LIAN LI W-KM2AB-9 Transparent Side Panel Black Compatible with PC-K9】と箱に記載されていた。

■PC-K9XW
外装と内装全てがブラックの、アクリルウィンドウサイドパネルモデル。
Pck9xw_2 Pck9xpck9xw_3

公式頁の写真にてフルブラック(内装も黒)の方が断然格好良く感じたので、早々に【PC-K9A】と【PC-K9B】は除外。
後はサイドパネルにアクリルウィンドウが“ある”か“ない”かの違いだが、【PC-K9XW】に関しては日本国内で販売しているところを見付ける事が出来なかった。そうなると残るは【PC-K9X】だけだが、【PC-K9X SP [Sofmap限定仕様]】であれば通常パネルの他にアクリルウィンドウサイドパネルも付いて、価格は変わらない為可也お徳。
※小生が購入した際は【PC-K9X】の「価格.com」での最安値と、「Sofmap」での【PC-K9X SP [Sofmap限定仕様]】の値段は一緒だった。
そこで今回は【PC-K9X SP [Sofmap限定仕様]】を選択・購入する事とした。

このPCケースであれば先に挙げた6つの条件を全て満たしており、尚且つ非常に安価である。

①ミドルタワーケースである事。
→製品の寸法は「H472mm×W210mm×D505mm」で、対応M/Bは「ATX / Micro-ATX / Mini-ITX」のミドルタワーケース。

②3.5インチシャドウベイが最低6つあり、2.5インチと排他ではない事。
→3.5インチシャドウベイは6つで、別途2.5インチシャドウベイも4つ搭載。(ディスクケージ1つに、3.5インチ3台+2.5インチ2台を搭載可能)

Drive_cage_1_2 Drive_cage_2_2

③VGA搭載可能スペースが(ディスクケージを外さずに)最低280mmはある事。
→VGA搭載スペースはディスクケージを外すと415mm、ディスクケージを外さなくとも285mmを確保。なお搭載可能電源は長さ240mm迄、CPUクーラーは高さ160mm迄となっている。

Vga_card_space Power_supply_unit
Cpu_cooler

④アルミ(外装パネル)ケースである事。
→外装(パネル)はアルミニウム製、内部(シャーシ)はスチール製のハイブリッド構造。重量は8.28Kg。

Top_io_panel Duracon_catch

⑤M/Bの裏配線スペースが設けられている事。
→M/B裏の配線スペースは、実測で12mmと必要最低限ギリギリ。(出来れば、もう3~5mmは余裕が欲しかった)然し、開口部が充分に広くとってある為、それなりにケーブルは引き回し易い。また、ケーブルクランプが非常に便利で、長さの余ったケーブルを綺麗にすっきりとまとめる事が可能。

Cable_clamp_2 Cable_clamp_2_2

⑥前面パネルが簡単に外せ、フロントファンのフィルタ掃除が容易な事。
→前面パネルの脱着はジュラコンキャッチになっており扱い易く、標準装備のフィルターの取り外しも容易。メンテナンス(清掃)という面では、PCケース下部の電源吸気部にあるフィルターも同様に、取り外しが容易になっている。

Front_filter_2 Bottom_filter_2

その他実際にパーツを組み込み、暫く使用してみた感想など。

標準搭載ファンはフロントに140mm×2基、リアに120mm×1基の計3つ。

Front_fan Rear_fan

何れも軸受け音/振動・共振音はしないが、“フォーー”という風切り音は可也ハッキリと聞こえる。静音性を重視するならば静音タイプのファンに換装するか、ファンコントローラー等で回転数を少し下げると良いだろう。

小生の使用しているM/Bは「ASUS」なのだが、BIOSで「CPU Q-Fan Control」と「Chassis Q-Fan Control」を其々「Silent」に設定して様子を見ている。其の内ファンを交換する予定。

なお、トップパネルを「LIAN LI」のオプション品と交換する事で、更に140mmファンを1基追加する事が可能。【LIAN LI T-KM24B-1 Top Panel Kit Compatible with PC-K9 Series
Top_cover_2

また外装のアルミパネルだが、今のところ共振・ビビリ等は一切ない。実際に購入する迄色々他製品と迷いはしたが、飽きの来ないスッキリした概観と内部作業のし易さ・価格と、このPCケースを選択・購入し満足している。

大切に使い、次PCを自作する際はケースも使い回したいと思う。

Interior_03 Interior_04

Interior_01 Interior_02

Interior_05

>>> その後ケースファンを交換したので、それについてはまた別の記事とする。

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2010.04.28

デスクトップカスタマイズ [02]

前回に引き続き、デスクトップカスタマイズをしてみた。
使用しているOSは依然「Windows XP Professional SP3」。

主な変更点として、以前迄のデスクトップで使用していたドックレット郡とタブドックは排除。ドック類はメインの一つに集約し、使用頻度の比較的低いタスクトレイ(システムトレイ)は、サブディスプレイ下に収納する事にした。
後、日常的に「Alt (+ Shift) + Tab」のウィンドウ切り替えでタスクを確認/切り替えをしているので、タスクバーは不要と判断。

また今回はサブディスプレイも含めてカスタマイズを行っている。(両ディスプレイの画面サイズが異なる為、スクリーンショットでは画面下一部(有効範囲外)が黒く塗りつぶされている)

※今回の画面ショットは、実際に小生が使用している画面解像度のままだけれど、見辛い場合も考慮し、ページ一番下にもう少し小さく加工した画面ショットも掲載している。

■ヴァリエーション 1)

Moss_01

Moss_02

▼構成内容
○Wallpaper
 メインディスプレイ : moss
 サブディスプレイ : Leaf Upon Leaf
 フォルダ : Vista R2 Blizz

Rainmeter Ver 1.2 r380 beta(32bit)
 スキン :
  Circuitous
  Dark Rainmeter
  OnionCake(一部カスタマイズ)
  Weather

WindowBlinds Ver 6
 スキン : Ecliz Deluxe2

IconPackager Ver 3.01
 アイコンパッケージ : Cryo64 Colossus Lite

ObjectDock Plus Ver 1.9
 スキン(メインディスプレイ) : 自作
 スキン(サブディスプレイ) : Light Mark-mg zoom2
 ドックアイコン : 自作
 ドックレット : Stack Docklet For ObjectDock

CursorXP Ver 1.31
 スキン : GlassMaxX

WINAMP Ver 5.57
 スキン : Resin


■ヴァリエーション 2)

Bedroom_01

Bedroom_02

▼構成内容
○Wallpaper
 メインディスプレイ : Classic Bedroom
 サブディスプレイ : Simply LivingRoom
 フォルダ : e

Rainmeter Ver 1.2 r380 beta(32bit)
 スキン :
  Bars-English
  Elementary
  GeoSans Rainmeter Skin
  Rainmeter(一部カスタマイズ)

WindowBlinds Ver 6
 スキン : Amora

IconPackager Ver 3.01
 アイコンパッケージ : FROIS-01

ObjectDock Plus Ver 1.9
 スキン(メインディスプレイ) : Frosted zoom
 スキン(サブディスプレイ) : Frosted zoom
 ドックアイコン : Amora
 ドックレット : Stack Docklet For ObjectDock

CursorXP Ver 1.31
 スキン : Vienna3Rapture

WINAMP Ver 5.57
 スキン : Lear Lite Blue


■その他共通内容

SoundPackager
 サウンドパッケージ : Serenity

UberIcon Ver 1.0.3
 プラグイン : FlatOut Ver 1.1

Fence Ver 1.00

本当は三種類を平行して作成していたのだけど、その内一種類は最終的な調整に行き詰まってボツにしてしまった。尚、以下が今回ボツになったデスクトップ。

Oneaday_1

壁紙としてはそれなりに気に入っているので、またその内日の目を見る事があるかも知れない。


※小生の本来のデスクトップ環境(画面解像度)は「WUXGA」だけれど、画面ショットが見辛い場合を考慮し、以下に「WXGA(Wide-XGA)」相当迄ダウンサイジングした画面ショットも掲載してみた。

Moss_01_2

Moss_02_2

Bedroom_01_2

Bedroom_02_2

Oneaday_1_2

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より以前の記事一覧