Lancool PC-K9 Series [02]
先日久々にPCを新調(自作)したのだが、ずっとケースファンの音が気になっている。
M/Bが「ASUS」製なので、BIOSで「CPU Q-Fan Control」と「Chassis Q-Fan Control」を調整し暫く様子をみていたのだが、若干静かにはなったものの如何しても気になってしまう。
海外のWEB頁を見ていると、この「Lancool」の【PC-K9 Series】にもフロント側シャーシの裏(内側)から、「LIAN LI」のオプションでファンコントローラーを追加する事が可能との事。【PT-FN01 3-Speed Fan Controller】 ※メーカ販売終了品
(なお、今回はPCケースの外観を損ねたくないので、5.25インチベイにはファンコントローラー等余計な物は搭載しない事にしている)
接続可能なファンは3基迄で、(H)High-100% / (M)Middle-80% / (L)Low-60%の3段階に切り替える事が可能。
早速購入し取り付けてみたところ、確かにネジ穴やスイッチ部分の切り欠き等ピッタリと綺麗に嵌った。然も良く見るとシャーシのスイッチ部分下には「1 H」「2 M」「3 L」と、ファンスピード確認用の刻印も入っている。
どうせ夏・冬の年二回程度しかファンスピードは弄らないので、フロントパネル内にさり気無く収まっている位で丁度良いかも知れない。
少し残念だったのはファンケーブルを接続すると、3つある接続端子の内上段の1つが、PCケーストップ部分の電源及びリセットスイッチに僅かだが干渉してしまった事(下段2つは干渉しない)。ファンケーブルのコネクタ部分がスリーブ化されている場合等は、恐らく接続出来ないのではないかと思われる。
PCケース背面のPCIブラケット用オプションとして、同じく「LIAN LI」の【PT-FN02 Three Fan Speed Controller】や【PT-FN03 Fan Speed Controller】もあるので、そちらの方がPCケースの形状を気にせずに設置が可能かも知れない。
【PT-FN02】は【PT-FN01】と同じく3段階の切り替えで、【PT-FN03】は100%~20%での無段階調節が可能となっている。
取り敢えず先に取り付けた【PT-FN01】で「(L)Low-60%」迄絞ると、デフォルトのファンでも可也静かになった。然し後一歩足りない(未だ音が気になる)。
そこで、今回のPCケースはサイドパネルにアクリルウィンドウ付きだし、折角なので静音化を図りつつファンを全てLEDファンに換装してみる事にした。
■標準搭載ファン
○フロント 140mm×2基
LIAN LI : LI121425QE-4-A DC 12V, 0.14A
1000RPM / 51CFM / 25dBA
○リア 120mm×1基
LIAN LI : LI121225SL-4 DC 12V, 0.27A
1200RPM / 37CFM / 18dBA
■換装後のファン
○フロント 140mm×2基
ENERMAX : T.B APOLLISH UCTA14N-BL
750RPM / 45.40CFM / 15dBA / LED15個
○リア 120mm×1基
ENERMAX : T.B APOLLISH UCTA12N-BL
900RPM / 37.54CFM / 17dBA / LED12個
また作業のし易さと見た目も考え、ファンコントローラーへの接続には「Phobya」の分岐ケーブルを使用した。【Y-Cable 3Pin Molex to 4x 3Pin Molex 60cm - black】
ケーブルが4分岐だが、CPUクーラー(「ZALMAN」の【CNPS10X Flex】)用に使用していた「SCYTHE」の【GELID WING12PL-BL】も同じく【T.B APOLLISH】に換装したので、計4台で数は丁度。
換装後の所感だが、PCケース標準搭載ファンを 60% に絞って使用するよりも、【T.B APOLLISH】を絞らずに(100%で)使用した方が断然静かだった。この結果には非常に満足している。
風量は若干減っているが絞らずとも充分に静かな為、夏場はこのまま使用するつもりなので特に問題は無いと思う。
LEDファンを使用するのは初めてだが、想像以上に綺麗に明るく光っているのでこれにも満足している。なお、ファンの回転数を絞るとそれに合わせてLEDの明るさも暗くなってしまうので注意が必要。
※ファンの静音性と冷却性はトレードオフではあるが、今回のファン換装によりPCケース内パーツの温度は、全体的に約2度上がった。ファンの回転数を全く絞らずにこの数値なので、冷却性重視の場合このファンはお薦め出来ない。
それとPCケース外観について気になっていたのが、光学ドライブとして使用している「Pioneer」の【BDR-S05J-BK】の光沢あるベゼル。アルミパネルに対してこの部分だけが浮いてしまっている。
これに関しても「LIAN LI」のPCケースオプション【C-02B 5.25 Bezel】を取り付けてみたところ、ピタリと嵌り満足度は更にUP。
余談だが【BDR-S05J-BK】のベゼルが少し大きいのと、【C-02B】の内部構造(形状)やバネの強さとの相性もあって、そのままだと上手くトレイが開かない。2割位開いて止まってしまうのだ。軽く指で触れるとそのまま何事も無かったかのように開くし、閉じる際には何等問題い。
この点に関しては、メーカー(ST TRADE)が無償で用意している「取替え用トレーパネル」へベゼルを換装する事で解消される。
※「LIAN LI」のオプションは公式サイトに『Only compatible with Lian-Li case』と記載されていたり、対応表に「Lancool」ブランドの型番が無いにも関わらず、実際には【PC-K9 Series】にも取り付け可能な物が多い。
後「LIAN LI」のオプション品で取り付ける(換装する)物があるとすれば、【PCI-01B PCI Tool-Less Card Holder】位だろうか。『フルブラック』を謳うこのPCケースにおいて、唯一この「PCI Tool-Less Card Holder」のみシルバーなのだ。然し、…恐らくこれは購入しないだろう。
Recent Comments