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May 2012

2012.05.18

Lancool PC-K9 Series [02]

先日久々にPCを新調(自作)したのだが、ずっとケースファンの音が気になっている。
M/Bが「ASUS」製なので、BIOSで「CPU Q-Fan Control」と「Chassis Q-Fan Control」を調整し暫く様子をみていたのだが、若干静かにはなったものの如何しても気になってしまう。

海外のWEB頁を見ていると、この「Lancool」の【PC-K9 Series】にもフロント側シャーシの裏(内側)から、「LIAN LI」のオプションでファンコントローラーを追加する事が可能との事。【PT-FN01 3-Speed Fan Controller】 ※メーカ販売終了品
(なお、今回はPCケースの外観を損ねたくないので、5.25インチベイにはファンコントローラー等余計な物は搭載しない事にしている)

接続可能なファンは3基迄で、(H)High-100% / (M)Middle-80% / (L)Low-60%の3段階に切り替える事が可能。

Fan_speed_controller_01_2 Fan_speed_controller_01_2

早速購入し取り付けてみたところ、確かにネジ穴やスイッチ部分の切り欠き等ピッタリと綺麗に嵌った。然も良く見るとシャーシのスイッチ部分下には「1 H」「2 M」「3 L」と、ファンスピード確認用の刻印も入っている。

どうせ夏・冬の年二回程度しかファンスピードは弄らないので、フロントパネル内にさり気無く収まっている位で丁度良いかも知れない。

少し残念だったのはファンケーブルを接続すると、3つある接続端子の内上段の1つが、PCケーストップ部分の電源及びリセットスイッチに僅かだが干渉してしまった事(下段2つは干渉しない)。ファンケーブルのコネクタ部分がスリーブ化されている場合等は、恐らく接続出来ないのではないかと思われる。

Fan_speed_controller_03 Fan_speed_controller_04

PCケース背面のPCIブラケット用オプションとして、同じく「LIAN LI」の【PT-FN02 Three Fan Speed Controller】や【PT-FN03 Fan Speed Controller】もあるので、そちらの方がPCケースの形状を気にせずに設置が可能かも知れない。

【PT-FN02】は【PT-FN01】と同じく3段階の切り替えで、【PT-FN03】は100%~20%での無段階調節が可能となっている。

Pci_fan_speed_controller_01 Pci_fan_speed_controller_02

取り敢えず先に取り付けた【PT-FN01】で「(L)Low-60%」迄絞ると、デフォルトのファンでも可也静かになった。然し後一歩足りない(未だ音が気になる)。
そこで、今回のPCケースはサイドパネルにアクリルウィンドウ付きだし、折角なので静音化を図りつつファンを全てLEDファンに換装してみる事にした。

■標準搭載ファン
○フロント 140mm×2基
 LIAN LI : LI121425QE-4-A DC 12V, 0.14A
 1000RPM / 51CFM / 25dBA
○リア 120mm×1基
 LIAN LI : LI121225SL-4 DC 12V, 0.27A
 1200RPM / 37CFM / 18dBA

■換装後のファン
○フロント 140mm×2基
 ENERMAXT.B APOLLISH UCTA14N-BL
 750RPM / 45.40CFM / 15dBA / LED15個
○リア 120mm×1基
 ENERMAX : T.B APOLLISH UCTA12N-BL
 900RPM / 37.54CFM / 17dBA / LED12個

Tb_apollish_01 Tb_apollish_02

また作業のし易さと見た目も考え、ファンコントローラーへの接続には「Phobya」の分岐ケーブルを使用した。【Y-Cable 3Pin Molex to 4x 3Pin Molex 60cm - black

Phobya_ycable

ケーブルが4分岐だが、CPUクーラー(「ZALMAN」の【CNPS10X Flex】)用に使用していた「SCYTHE」の【GELID WING12PL-BL】も同じく【T.B APOLLISH】に換装したので、計4台で数は丁度。

Cnps10x_flex Gelid_wing12plbl

換装後の所感だが、PCケース標準搭載ファンを 60% に絞って使用するよりも、【T.B APOLLISH】を絞らずに(100%で)使用した方が断然静かだった。この結果には非常に満足している。

風量は若干減っているが絞らずとも充分に静かな為、夏場はこのまま使用するつもりなので特に問題は無いと思う。

LEDファンを使用するのは初めてだが、想像以上に綺麗に明るく光っているのでこれにも満足している。なお、ファンの回転数を絞るとそれに合わせてLEDの明るさも暗くなってしまうので注意が必要。

※ファンの静音性と冷却性はトレードオフではあるが、今回のファン換装によりPCケース内パーツの温度は、全体的に約2度上がった。ファンの回転数を全く絞らずにこの数値なので、冷却性重視の場合このファンはお薦め出来ない。

Led_fan_01_2 Led_fan_02_2

それとPCケース外観について気になっていたのが、光学ドライブとして使用している「Pioneer」の【BDR-S05J-BK】の光沢あるベゼル。アルミパネルに対してこの部分だけが浮いてしまっている。

Bdrs05jbk_2

これに関しても「LIAN LI」のPCケースオプション【C-02B 5.25 Bezel】を取り付けてみたところ、ピタリと嵌り満足度は更にUP。

余談だが【BDR-S05J-BK】のベゼルが少し大きいのと、【C-02B】の内部構造(形状)やバネの強さとの相性もあって、そのままだと上手くトレイが開かない。2割位開いて止まってしまうのだ。軽く指で触れるとそのまま何事も無かったかのように開くし、閉じる際には何等問題い。
この点に関しては、メーカー(ST TRADE)が無償で用意している「取替え用トレーパネル」へベゼルを換装する事で解消される。

525_bezel

Bezel

※「LIAN LI」のオプションは公式サイトに『Only compatible with Lian-Li case』と記載されていたり、対応表に「Lancool」ブランドの型番が無いにも関わらず、実際には【PC-K9 Series】にも取り付け可能な物が多い。

後「LIAN LI」のオプション品で取り付ける(換装する)物があるとすれば、【PCI-01B PCI Tool-Less Card Holder】位だろうか。『フルブラック』を謳うこのPCケースにおいて、唯一この「PCI Tool-Less Card Holder」のみシルバーなのだ。然し、…恐らくこれは購入しないだろう。

Pci_toolless_card_holder_01 Pci_toolless_card_holder_02

Interior_06_2

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2012.05.04

Rainmeter

「Rainmeter」は以前の記事でも触れた事があったが(過去記事 01 / 02 参照)、当初の「デスクトップカスタマイズ」という目的から、何時の間にか単に「PC稼働状況のモニタリング」へと用途が変わってしまっていた。

小さなサブモニタ(【CENTURY】plus one(LCD-8000V))に常に情報を表示させ、使用状況や温度等を監視・参考にしているという訳だ。

以下が比較的最近に使用していた自作スキンの一つ。(自作とはいっても、本を正せば他の方々が作成されたスキンを参考にさせて頂いているので、ただ『見よう見まねで作ってみました』というだけ)

■メイン画面
System_01

日付とカレンダーの間にあるメニューをクリックすると、中央部分のみ内容が切り替わり表示されるようになっている。

○system               ○weather
System_02 System_03

【weather】は「http://www.weather.com」の情報を拾って来て表示させているが、久々に開いたら翌日の予報が表示されていなかった。

○music                ○notes
System_04 System_05_2

【music】は画面下のプレイヤーと連動し、現在再生中のCDジャケットやアルバム名・曲名が表示されるようになっていた。然し残念な事にプラグイン【WinampPlugin.dll】が今のPC(64bit)に対応していない為、これも現在は正常動作していない。

【notes】に関しては右下の[edit]ボタンを押下すると「メモ帳」が起動し、内容を記載・修正し保存するとそのままの内容がスキンに反映されるようになっている。

先日PCを新調(過去記事参照)した事もあり、幾つかの項目が使えなくなってしまっている。また、旧PCでは「Intel Core 2 Quad Q9650」で論理4コアだったのに対し、新PCでは「Intel Core i7 2600K」で論理8コアな為、このスキンでは全てを表示・モニタリングする事が出来ない。

等々新たな環境に合わせ、レイアウトや内容を再考してみる事とした。次が必要なものと現時点での最新ヴァージョン。

Rainmeter Ver 2.3 Beta(r1320)

SpeedFan Ver 4.46

Open Hardware Monitor Ver 0.4.0 Beta

で、早速今のPC(64bit)用として作成し直した、サブモニタ(2台)用のスキンが以下。

○左下のサブモニタ         ○右下のサブモニタ
Left_system_01 Right_system_01

各種ドライブ情報を表示してあるグラス部分はクリックすると該当のドライブフォルダが開き、物理メモリ(RAM)情報を表示してあるグラス部分をクリックすると「Windows Server 2003 Resource Kit Tools Ver 1.0」の【empty.exe】が実行されるようになっている。

Right_system_02 Right_system_03

以前と同様のギミックでカレンダー右下の[menu]部分がトグルスイッチになっており、1回目のクリックで簡単なネットワーク情報等を表示、2回目のクリックで現在再生中の(簡単な)曲情報とCDジャケットを表示するようになっている。

Recycle_bin_winamp_2

ゴミ箱アイコンはゴミ箱内にアイテムが“ある”か“ない”かで表示が変わり、左クリックで該当フォルダを開き、右クリックでゴミ箱を空にするようにもなっている。プレイヤー部分は各種アイコンをクリックする事で、最低限の操作は全て賄えるようになっている。

メインディスプレイも含めた全体像はこんな感じ。(デスクトップ上に余計なものは置かない主義なので、当然アイコン等は一切ない)

Global_image_01_2

良く見るとメインディスプレイの右下にも小さなメニューが幾つかあるが、今回は未だこの部分の再考・修正はしていない。
因みに各メニューをクリックした際の、現状の動作は以下のようになっている。

○Scrn(Screen)           ○WinA(Winamp)
Global_image_02_2 Global_image_03

【Scrn】はサブモニタに黒いスクリーンを被せ非表示にしてしまうもので、メインディスプレイで映画鑑賞等をする際に邪魔にらならいよう目隠しとして使用している。【WinA】は純粋に音楽鑑賞をする際に使用しているもので、曲の再生時間に合わせ画面下から緑色の進捗バーがカーブを描いて上がって行くようになっている。

○Time(Time&Date)        ○Pict(Pictures)
Global_image_04_2 Global_image_05

【Time】は単に日時を表示させるもので、秒数に合わせ画面左から緑色の進捗バーが右に真っ直ぐ伸びて行くようになっている。【Pict】は単なる壁紙チェンジャーになっており、特定の時間毎に指定フォルダ内にある画像からランダムで壁紙を変更するようになっている。

※何れもトグルスイッチになっており、クリックした回数で若干表示・動作が異なるが、主な機能としては上記の通り。

当然の事だがPCで何か作業をしている間はメインディスプレイのスキンは隠れてしまう為、普段目にする機会が少ないので余計なギミックは搭載しないようにしている。詰まり優先順位が低い為、以前のままで今回は何も手を加えていない。
今はプレイヤー情報表示部分のみ余り役に立っていない為、今後どのようにしていくかのんびり検討してみたいと思っている。

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